【症例】80代男性・腰痛と足の痛み
2024/10/18
東武練馬鍼灸整体院shimaの見立て
まず最初に疑ったのはぎっくり腰がきっかけの脊柱管狭窄症です。当院に来られた際、腰から両足にかけての痛みが強く、歩くのもやっとの状態でした。一通りの理学検査(腱反射、筋力テスト、SLRテストなど)を行ったが、年齢が高いためはっきりとした所見が出ませんでした。そのため、整形外科でMRIを撮影してもらうことを提案し、数日後にMRIを取ってもらいましたが、脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなどの所見は出なかったとのことなので、ぎっくり腰からの慢性腰痛と筋緊張が強く坐骨神経を圧迫してしまっていることからの足のしびれと判断。
全く運動をしていないということなので、身体を支えるための筋力の低下も考えられる。
治療方針
患者様は1か月半後に趣味の囲碁の大会に出たいとのことでなるべく早い回復を希望しているとのこと。
坐骨神経痛が出るほどの腰痛なので、深部の筋肉の緊張が強いので鍼灸治療が必要ということと、鍼灸治療は強い痛みや神経痛に効果的なのと患者様本人の希望もあり鍼灸治療を選択し施術を行う。
施術のペースは週2~3回を予定。
治療内容
若いころに鍼灸治療を受けたことがあるとのことで、しっかりと鍼の刺激を加えることにしました。
腰部から坐骨神経の経路に沿った場所に鍼を刺し、より鎮痛作用が出るようにその刺した鍼に電気を通したり、血流改善を図るため神経症状が出ている場所にお灸をしました。
特に、深い筋肉である大腰筋や梨状筋や神経経路に沿った場所に刺鍼し、鍼の響きを足まで出るように刺激しました。
腰の痛みやしびれがある程度落ち着いてきた段階で、フィジオEMS8を使い身体を支える筋肉を鍛え、腰痛や足のしびれが出ないようにしていくようにしました。
施術回数・頻度・期間
1か月半後に囲碁の大会に出るとの目標がありましたので、1か月半は週2回を欠かさず来ていただきました。その後は症状が落ち着てきたのでペースを落としても良かったのですが、患者様本人がこのまま早く治してしまいたいとの希望がありましたので週2回を2週間続けていただきました。
ほとんど腰痛・足のしびれが取れたころ、体幹の筋力を付けるためにフィジオEMS8を使い筋トレを行いました。こちらも週2回受けていただき、筋トレの効果が出てくる3か月間を受けていただいている最中です。
施術後のアドバイスやセルフケアの内容
80代ということもあり筋力低下が著しくコルセットに頼りっきりになったいるため、症状が良くなってからは散歩をしてもらうようにしました。体を動かす習慣をつけ、身体全体の筋力強化をしていき、なかなか鍛えることのできない体幹のインナーマッスルはEMSで強化し、コルセットに頼ることのない身体と日常生活に不便の無い身体を作ることを目標に徐々に運動強度を増していく。
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東武練馬鍼灸整体院shima
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