ヘルニア診断チェックリスト
2024/08/30
腰から足のしびれをヘルニアと言われた方
現代社会で多くの方が感じたことのある腰痛、そして腰痛だけではなく足のしびれまであるという方も少なくありません。このように腰痛を抱えている方でヘルニアと言われたことがある方もいらっしゃると思います。今回は腰椎椎間板ヘルニアとはどういったものなのか?なぜなってしまうのか?どのようにして診断されるのか?などヘルニアについて詳しく説明できたらと思います。
腰椎椎間板ヘルニアとはどのようなものなのか
ヘルニアの語源はラテン語で脱出を意味するherniaという言葉から来ています。ですので、背骨と背骨の間のクッション材である椎間板の中の髄核というゼリー状のものが椎間板の線維輪を突き破り外に脱出してしまったものを椎間板ヘルニアと言います。髄核の脱出した方向が後方になると脊髄から出てくる神経を圧迫してしまいしびれや痛み、感覚障害といった症状が出てきます。
腰椎椎間板ヘルニアには好発年齢というものがあります。20代から30代が一番多く、次いで10代40代となり、50代以上は少なくなっていきます。性別差男女比は3:1で男性の方が多くみられます。
前かがみになると椎間板内の髄核が後方に移動し神経の圧迫を増悪させるため痛みやしびれが強くなります。逆に背筋を伸ばすと楽になるのが特徴です。
腰椎椎間板ヘルニアの好発部位は第4腰椎と第5腰椎の間と第5腰椎と仙骨の間の椎間板です。
症状は多くの場合は片側に出て腰の痛み、太ももの裏からふくらはぎのしびれ、脛の外側のしびれや、足が動かしにくい、冷える感じがするなど様々です。
腰椎椎間板ヘルニアになってしまうのはなぜか
腰椎椎間板ヘルニアになってしまう原因は様々ですが、発生機序は多くありません。ほとんどの場合が骨盤から腰椎の位置が悪く起こってしまいます。
椎間板内にある髄核は腰(腰椎)の動きに連動し前後左右に移動します。つまり、髄核が椎間板内の後方にある状態で上からの圧力がかかると、椎間板後方の線維輪に亀裂が入りその亀裂から髄核が飛び出てきてしまいます。
代表的なのは、重たい荷物を前傾姿勢で持ち上げようとし腰椎や椎間板に負担がかかり発症してしまうパターンです。他にも咳やくしゃみをした際に勢い余って腰を急に前傾して椎間板に負担がかかり発症してしまいます。そして、最近多いのがデスクワークで姿勢不良が続き腰椎椎間板ヘルニアになってしまいパターンです。図のように、イスに浅く座り背もたれに寄りかかり腰が伸びてしまっている姿勢で長時間デスクワークをしていると、腰椎が前に倒れる形になり髄核は椎間板の後方に移動します。この状態が何時間も何日も続くと少しずつ椎間板の線維輪に負担がかかり、最初は腰の痛みから始まり、次第に足のしびれが出てくるようになり、気が付いた時には強い痛みが腰から足に出ているなんてこともあり得ます。
腰椎椎間板ヘルニアにならないようにするためには正しい姿勢になることで椎間板内の髄核を後方に行き過ぎないことが大事になってきます。現時点で腰椎椎間板ヘルニアになっている方もと出しい姿勢を心がけることで症状の緩和に繋がりますので意識してみてください。
腰椎椎間板ヘルニアはどのようにしてわかるのか
自分が腰椎椎間板ヘルニアではないかと疑ってはいるがはっきりとは分からない方もいらっしゃると思います。ちょっとしたチェックシートを用意したのでチェックしてみてください。
- 腰痛がある
- 太もも、脛にしびれがある
- 足に力が入りずらい
- 足に薄膜がかかったように感覚が鈍い
- 前かがみになると腰や足の痛みが強くなる
- 同じ姿勢が長いと痛みが出る
このような症状が当てはまると腰椎椎間板ヘルニアの可能性があります。
他にも、理学検査で膝蓋腱反射やアキレス腱反射、SLRテスト、FNSテスト、筋力テストなどを行い腰椎椎間板ヘルニアの可能性が有るか無いかを調べることができます。
『腰痛=ヘルニア』と誤解をしている方もいらっしゃると思います。腰痛がある方の中で腰椎椎間板ヘルニアの方は5%ほどしかいません。腰痛の他に足のしびれや脱力感、感覚異常がある方は腰椎椎間板ヘルニアの可能性が有りますので一度調べてもらいましょう。
ちなみに、椎間板ヘルニアの確定診断はMRI検査でないとできません。レントゲンでは椎間板ヘルニアはわかりませんので、確実に鑑別をしたい場合はMRI検査機がある病院で検査しましょう。
腰椎椎間板ヘルニアの治療方法は?
腰椎椎間板ヘルニアの病院での治療方法は大きく分けて2つあります。保存療法か観血療法かです。簡単に言うと安静にして良くなっていくのを待つか、手術をしてヘルニアを取り除くかのどちらかになります。
保存療法は、ブロック注射や痛み止めやビタミン剤などを摂取し自分の免疫細胞が飛び出た髄核を吸収するのを待つ方法です。約80%方が保存療法で症状が改善していきます。約3か月~6か月で飛び出した髄核が小さくなり症状が落ち着いてきます。
観血療法は代表的なものが2つあり、顕微鏡的腰椎椎間板ヘルニア摘出術と内視鏡的腰椎椎間板ヘルニア摘出術です。顕微鏡的腰椎椎間板ヘルニア摘出術は3~5センチほど切開し顕微鏡を使いながらヘルニアを取り除く方法です。内視鏡的腰椎椎間板ヘルニア摘出術は2センチほどの穴をあけ内視鏡でヘルニアを取り除く方法です。
ただし、保存療法と観血療法の術後予後は変わらないとされているためどちらにするかは医師と相談して決めると良いと思います。
東武練馬鍼灸整体院shimaの腰椎椎間板ヘルニアの施術方法
東武練馬鍼灸整体院shimaの施術方法は鍼灸治療と骨盤矯正になります。
特にしびれ症状や痛みが強い方には鍼灸治療をオススメしています。WHO(世界保健機構)でも神経痛には鍼治療が有効だと認められています。神経痛や痛みは血行不良や筋緊張によって悪化してしまいます。鍼灸治療は血行促進や筋緊張緩和など血行不良や筋緊張に関して効果が見込めるため痛みや神経痛を軽減することができます。そのほかにもヘルニアの近くに鍼を刺すことでヘルニア部分の血液循環を良くし、ヘルニアの吸収を促していきます。
その後、骨盤の傾きや腰椎のアライメントなどを骨盤矯正や指圧マッサージで調整することで腰椎椎間板ヘルニアの再発予防をしていきます。自宅で出来るストレッチや筋トレなどもお教えしますので身体の不調の出づらい健康的な生活を取り戻していけるようサポートをさせていただきます。
施術までの流れ
予約から施術までの流れをご説明します
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東武練馬鍼灸整体院shima
東京都板橋区徳丸3-6-17
サンルート徳丸1階1号室
電話番号 :
03-6906-4567
東武練馬で坐骨神経痛をケア
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